皆さんこんにちは。うつり気1209号です。
前回の記事まではピアスを開けるにあたって調べた事をまとめて行きましたので、今回は病院レポートです。
病院でどんな流れでピアスを開けるのか。不安な方も流れを知っておけば安心ですよ!!
病院を選ぶ
病院選びで重視したのは3点
- 場所
- 料金
- 口コミ
場所:田舎だとボディピアスを対応しているほぼ病院がなく、約2時間かけて県内の病院へ行くか、同じ時間で行ける都会の病院へ行くか。コロナ禍だったため人が少ないであろう県内の病院へ行くことにしました。
料金:県内での病院は4択でした。うち2件は1箇所1万円…。4箇所開けたかったので予算オーバー。残り2件に絞られました。
口コミ:口コミ全てを信じるべきではないので参考程度に読みました。自由診療の対応がよく完全予約で待ち時間が少ない病院を選びました。
予約をする
電話で予約をします。私はHPから質問内容も併せてメールで問い合わせていたため病院から連絡がありました。
- 名前,生年月日
- 日付,時間
- 開けたい位置(私はヘリックス2・インナーコンク1・トラガス1)
電話で聞かれたのは以上3点です。未成年は親の同意書が必要なため年齢を聞かれました。
開けたい位置に必要なファーストピアスの選び方、コロナで人数制限をしているため予約時間を守って欲しい事を説明されました。
私の行った病院の場合は基本的にニードルでの施術(2箇所約9000円)になりますが、ピアスガンの届く位置はピアスガン(2箇所約6000円)と選べるとのことでした。
予約日当日
受付
予約時間の5分前に到着し受付をしました。美容形成外科っておしゃれな病院ですね。
コロナで予約を制限しているからか、待合室の患者さんも少なくのんびり待つことができました。人混みが苦手な私には丁度良かったです。
問診票に記入をして10分ほど待ったところで診察室に呼ばれました。
診察室で
施術の説明
看護師のお姉さんに施術の説明をされ、同意書にサインをしました。
トラブル:ボディピアスにありがちなトラブルの説明がありました。「感染」「肉芽」「ケロイド」など人によっては症状が重く出ることがあるため自己判断をせず病院へ相談するようにとのことでした。写真付きだったので腫れて痛そうで少しびびりました。
ピアスを開けた後の注意:ホールが完成するまでの期間、最低3ヶ月は外さないように注意を受けました。
ケア方法の説明:荒いすぎる必要はないけれど清潔を保つよう「触れない」「傷口の洗浄」の説明がありました。それ以外はあまりピアス に触らないように。
開ける場所の確認:開ける位置と方法、料金の確認がありました。この時に「トラガスの排除が怖いのでアンテナヘリックスに変えたいと」相談したところ快く対応してくださいました。
※ 排除:体がピアスを異物と判断し体の外へ押し出そうとする体の防衛反応。
耳の確認
「インナーコンク」「アンテナヘリックス」はニードルで開けるため持参したピアスを使用。「ヘリックス」は「ピアスガン」を使用するため使用するピアスを選ぶことができました。
ファーストピアスを選ぶ:チタン製とサージカルステンレスか、ポストが普通かロングタイプか。
開ける位置にペンで印をつける:印は看護師さんが付けてくれました。あらかじめ希望箇所に印をした写真を見せるとスムーズです。
ピアスの長さを確認するために私の耳を触って確認した看護師さん「あれっ?」という顔をする
↓
難しい顔をして何度も触った後、先輩看護師さんを呼ぶ
↓
先輩看護師さんも「あれ?」という顔をする
↓
さぁその理由は。。
私が持参したファーストピアスはシャフトが「8mm」のものだったのですが、私の耳が思いがけず厚かったことにより「ピアスガンのピアスで代用し追加料金がかかる可能性がある」と説明されました。
私の耳そんな厚かったですか??という驚きが強い。
思わぬ出費を防ぐためにも耳の厚みがある人は「10mm」がおすすめです。
一度待合室へ
サイン、説明、位置決めが終わると再び待合室へ案内されます。
手術室で
施術はなんと「手術室」で行われました。緊張がMAX。
荷物を置き、マスクを外し、中に入ると手術台に座るように案内されました。
私の耳を見た先生 「大丈夫!8mmでもいけるいける!」
本当に行けますか!?(行けませんでした)
ピアスガン
座ってでの施術でした。音が大きいため、驚いて体が動かないようにとのことで施術前に一度やって見せてくれました。
- 開けるいちを冷やす
- ピアスガンに耳たぶをセット『ガシャン!』
終了
前もって言われた通り音と衝撃が強かったです。デモでやってもらっても耳元で聞こえる衝撃が凄すぎて初回は体が跳ねてしまいました。看護師さんが隣で声をかけてくれたのが心強かったです。
痛みもありますがジンジンビリビリしました。思いっきりタンスの角に足の指をぶつけたような衝撃です。大きな音が苦手な人にはお勧めできないし、怖かったので私も次は使いたくないです。
ニードル
ニードルは手術台に横になっての施術でした。麻酔ありだったので痛みはなく、麻酔の注射の方が痛かったくらいです。耳元でゴゾゴゾしているのは分かるけど何をやっているかわかりませんでした。
- 麻酔
- ニードルを刺す
- ファーストピアスを接続
- 止血
終了
ニードルで開ける場合は多かれ少なかれ出血があるそうです。ある程度血が治るまで見ていてくださったので帰りに垂れてくることはありませんでした。
横向きで寝ていると先生と看護師さんが見え方や向きを確認しながら作業している声が聞こえて来て、4,5人で患者を囲んで位置確認している光景ってすごいシュール。1人に大してその人数で綺麗に見えるよう開けてくれたのだと思うと気持ちが暖かくなります。
待合室で会計を待つ
血が止まったら会計をして終了です。
合計で30分しないくらいでした。施術自体は止血含め10分ほどだったのでもっと短かったかも知れません。こんなにスムーズに終わるとは思っていませんでした。
その後
ピアスガンの衝撃は、タンスの角に指を思いっきりぶつけた痛みから熱を持つ痛みになります。脈打ってました。マスクをするのも痛かったです。無理やり打ち抜くという表現がよくわかりました。トラブルは少なかったですが痛みが長引いたのはこちらです。
ニードルは2時間ほど経つと麻酔が切れて痛みが出て来ました。ボディピとマスクの相性最悪だなと思います。場所によっては眼鏡も痛そう。痛みはニードルの方が早く引きました。引っかかりやすい位置に開けたのでトラブルはちらほら…。当日はお風呂の後にアンテナから出血。2,3日は出血が続き枕が血だらけになることもありました。
アンテナは耳より外に出ているため引っかかりやすく、刺激が多いため1ヶ月ほどすると肉芽が出て来ました。他の部分も固く熱と腫れがありました。
あると良いもの:枕に敷くタオル・患部付近を拭き取る綿棒
肉芽
薬のチョイスが間違っていたため治るのに3ヶ月半かかりました。少し腫れが大きかったので本来は病院に行った方が良いのですが、近場の皮膚科が2時間以上待たされるので行きたくなくて意地をはりました…。(ヨクナイネ)
大きくならなかったのは運が良かっただけなので自己判断に注意しましょう。以下はその時にやってみた事です。
これから紹介するお薬は強いお薬ばかりです。使い過ぎ使用方法には十分注意してください。
清潔を保つ・刺激を減らす
ピアスが気になって触ってしまう癖があったのでやめました。
服やシャンプーで引っ掛けないように気をつけ、刺激にも気を蹴ましたがどうしても引っ掛けましたし寝相で圧迫もしました。
シャンプー残らないようにも良く流す様にしました。個人的にヘアケア剤や化粧品の使用は患部に付着しない様気をつけた方がいいと思います。
3週間ほど続けましたが痛みは減ったのですが出来物としこりが残りました。
ドルマイシン軟膏
最初に買った軟膏がドルマイシン軟膏です。私が触り過ぎた事により雑菌が入ったのだと思い購入しました。
埋まりかけたピアスを外し長めのシャフトに変更しました。ピアス に軟膏をつけると変更時の痛みが少なかったです。
お風呂の後に綿棒でホールに行き渡る様塗布、1週間ほどで肉芽は多少小さくなったと思われたのですが、その後3週間ほど使用しましたがほぼ変化はなくしこりにも効果はありませんでした。
手には雑菌が付いていて、つい触ってしまった後痛みが出ることがありました。そうした痛みには短時間でよく効きました。
雑菌が原因の肉芽に効く事もありますが菌が原因でなければ効果がありません。塗り過ぎた薬が残るとそこに雑菌が増える可能性があるのできちんとお風呂で落とすようにしましょう。
ここで私の肉芽は就寝時の圧迫やマスクの刺激による物だと考えました。
ベネトベートN軟膏AS
ベネトベート軟膏は2種類あり「ベネトベートクリームS」「ベネトベートN軟膏AS」があります。文字の色はパッケージのカラーですが、違いは抗生物質の有無。今回使用した青のパッケージベネトベートN軟膏ASはステロイド剤に抗生物質が入っています。
どちらか迷ったのですが、ピアス使用者さんのお勧めは青パケでしたのでこちらにしました。
1週間ほどお風呂上がりに少量綿棒で塗り、ホール内に行き渡る様にしました。結果、大きなおでき(肉芽)も、固くなったしこりも直ぐに綺麗に治りました。
注意が必要なのは細胞の増殖を抑えるお薬のため、皮膚の治癒が遅れてしまう事です。ホールを開けた初期のうちに使用することはあまり勧めません。
また一時的に炎症を抑えているに過ぎないので簡単に再発してしまいます。長期間使用すると傷口が治らないため症状が改善して来たら使用を止める、回数を減らすなど依存しない様にしましょう。私も中断すると多少しこりが戻って来ることがありました。量や回数を減らしながら付き合っています。
ピアッシングの時に軟膏を使用する人もいますが、ベネトベートは治癒が進まなくなってしまうため使用してはいけません。
薬に迷った時のおすすめサイト
軟膏選びに失敗してから見つけたサイトさんなのですが、元看護師さんが運営しているサイトさんです。薬の使用用途から注意事項まで詳しく丁寧に説明されています。看護師さん視点のため的確、かつ安全な知識が載っていて、私も購入する前に見つけたかったです。
様々なトラブルについて記載されているので困ったら覗いてください。
うつり気の感想
施術前、あまりの緊張で口数が減り、真顔になった私を見た先生。
「すごいね冷静だねー!緊張してないの??」
むしろ緊張しかしていません!!そんな感じで施術中は先生や看護師さんが「大丈夫ですよー」「今から○○しますよー」と話しかけてくれたりしてとても気が紛れました。病院によって違いはありますが、対応については口コミにあったりするので参考程度に読んでみてもいいと思います。
正直、病院で開ける事を決めている人はあれこれ調べる必要もないかなと思います。開ける前に丁寧な説明があるし、わからない事も分かるまで教えてくれる。困ったことがあれば病院に行けばいいので気が楽なのではないでしょうか。
正直開けて4ヶ月ほど経ちますが、開けてから3ヶ月間が勝負なところがあります。人によっては肉芽が出やすい腫れやすいと体質があるので完成してからも根気よく付き合っていくことが重要になります。
近くに病院がある方は無理せず片耳ずつ開けるのがおすすめ。私は遠い病院に行ったので両耳まとめて開けましたが、その後が大変でした。耳を下にして眠ることができないので寝返りを打とうものなら激痛で目が覚めます。痛みで眠れない人もいるそうなので、できることなら片耳ずつ開けると良いと思います。
それでは皆様、良い推しライフを!!
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